厚生労働省認可の美白有効成分一覧|それぞれの効果と特長とは

  • 公開日:2017/07/06 最終更新日:2017/07/13

美白ブームが続くなか「美白」関連の化粧品も増え、愛用者も急増しています。
美しく透き通るような白い肌に憧れるとともに、年齢を重ねるごとに気になるシミやくすみなども消したいですよね。

化粧品に「美白」と表記できるのは、厚生労働省に認められた美白有効成分が含まれていることが前提です。
じゃあ美白と表記があるものだったらなんでも肌が白くなる!と勘違いしがちですが、美白有効成分にも種類がありそれぞれ働きも違ってきます。

今回は厚生労働省に認められた美白有効成分のそれぞれの効果や働きを詳しく紹介していきます。
せっかく化粧品を選ぶのであれば、自分の求める効果が含まれたものを選び効率良く美白ケアしていきましょう。

厚生労働省認可の美白有効成分とは


美白化粧品に配合されている美白成分と呼ばれるものは厚生労働省で効果を認めているものです。
さまざまな美白成分がありますが、厚生労働省で認可しているものは特に効果が高いのでおすすめと言えるでしょう。

厚生労働省が認可している美白成分は、

「メラニンの生成を抑え、シミ、そばかすを防ぐ」
「日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ」
「美白」

という表現で商品を販売することが許されています。

ただし、直接的に「肌を白くする」「シミを消す」という効果を表示することは許されていないのでできません。
また、美白成分は厚生労働省が認める成分以外にもあるのですが承認を得ていないので「美白」「メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ」「日焼けによるシミやそばかすを防ぐ」という表現ができません。
もし、認可されていないにも関わらずそういった表現をすると「薬事法違反」になってしまうのです。

厚生労働省に認可されていない場合には「ブライトニング」という表現になっている商品が多いでしょう。
美白などの言葉で宣伝している商品は「政府お墨付き」というわけです。
より効果が高く安心の美白効果を得るなら、政府お墨付きの美白成分を使用したものを購入するのがおすすめです。

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美白有効成分一覧

アルブチンビタミンC誘導体エラグ酸カモミラETトラネキサム酸ニコチン酸アミドビタミンCエチルプラセンタエキスマグノリグナン4MSKルシノールコウジ酸カミツレエキスリノール酸t-シクロアミノ酸誘導体エナジーシグナルAMP…etc

◆アルブチン
メラニンは酸化すると黒く変色し、くすみやシミになります。
メラニンの酸化を促すチロシナーゼという酵素によるもので、アルブチンはチロシナーゼの働きを抑えることでメラニンが黒く変色するのを防ぎくすみ、シミなど色素沈着を予防します。

アルブチンは「シミができる前」のメラニンの黒色化を防ぐ働きに優れていますが、すでにできているシミを薄くする効果はほとんど期待ができません。
アルブチンは今後できるシミを予防したり、今あるシミがそれ以上濃くならないようにするためにおすすめの美白成分です。

また、アルブチンは肌に優しい「低刺激」なので肌が弱い方にもおすすめできる美白成分です。
ちなみに、ビタミンCとの相性が良く美白効果が高まることからビタミンCが一緒に入っているものやビタミンC配合のものを合わせて使うと良いでしょう。

◆ビタミンC誘導体
強い美白効果を持っていますが肌に負担をかける心配のない優しい成分。
ただし空気に触れると分解、劣化しやすいのが欠点でもあります。
近年は安定化させたビタミンC誘導体の開発も進んでおり、期待が高まる成分です。

ビタミンC誘導体は美白効果に優れているのはもちろん、肌を柔らかくしたりニキビ改善、キメ細かい肌にするなど肌そのものを全て良くしてくれる万能さが特徴。
抗酸化作用もありエイジングケアにも取り入れたい成分です。

セラミドとの相性が良く、肌のコラーゲンを作るサポートにもなります。

◆エラグ酸
ベリー系の果物に多く含まれるポリフェノールの一種で、メラニンを黒色に変化させるチロシナーゼの働きを抑える効果があり美白に役立ちます。
メラニンに働きかけて肌を黒くするチロシナーゼの働きが弱める効果でシミ、くすみ、そばかすなどを予防するのです。
また、ポリフェノール特有の抗酸化作用にも優れているのでエイジングケアにもすすめられている成分です。

科学的な成分ではなく天然由来の成分ですから肌にも優しく、毎日のケアに使っても肌荒れを起こす心配は少ないでしょう。
肌が弱い方の美白ケアにぴったりです。

◆カモミラET
紫外線を浴びた時にメラノサイトがメラニンを作り出す指令を出す時に発生させるエンドセリンという物質を抑え、メラニンを作るのを防ぐ働きがあります。
メラニンを作る働きをストップさせるのでシミ、くすみ、そばかすなどの色素沈着予防に効果的です。

また、すでにできてしまっているシミを徐々に薄くしていく作用もあるので予防だけでなくシミ改善にも活躍します。
美白作用の他には保湿効果、消炎作用がありニキビケアの化粧品でもカモミラETはよく配合されています。
ニキビの炎症を抑え、ニキビ跡になるのを防ぎながら色素沈着も作りにくい肌にしてくれます。

◆トラネキサム酸(m-トラネキサム酸)
元々は止血剤として使われていた薬品で、歯磨き粉にも使われています。
トラネキサム酸は美白にも効果があることが分かり、特に肝斑に効くことから肝斑の内服薬として処方されます。

化粧品にもトラネキサム酸は含まれているものがあり、化粧品に含まれるのは「m-トラネキサム酸」で厚生労働省が美白効果を認めている成分です。
メラニンの生成を抑えシミそのものを作る働きをブロックし肝斑やシミを予防します。

内服しても大きな副作用はありませんが、人により気分が悪くなったり生理が重くなるなどの症状も起こると報告があります。
副作用が心配な方は服用するのではなく、化粧品を使うのがおすすめです。

◆ニコチン酸アミド
ビタミンB群のひとつで高級な化粧品にも配合されている人気の美白成分です。
メラニン色素を抑制しメラニンが表面化するのを抑えてシミができるのを予防する効果があります。
メラニン色素ができると肌の表面に移動していく性質があり、表面に出たのがシミというわけです。
肌の奥でできてしまったメラニン色素をニコチン酸アミドは表面に移動するのを防ぎ、シミが表面化しないようにします。
化粧品にも配合されていますがサプリメントでも摂取できる成分です。

ただし、血管拡張作用もあるので皮膚が赤くなったり暑く感じることがあるようです。
ほとんどが重症化しないので問題はありません。

◆ビタミンCエチル
ビタミンCエチルは摂取すると体内でビタミンCに変わるので即効性に優れています。
しかも体内に長くとどまる性質があり、効果を持続させる珍しいビタミンCです。
少し特殊なビタミンCですが基本的にビタミンCと変わった効果はなく、メラニン色素の生成を抑えたり色素を分解し美白効果を発揮します。
ビタミンCやビタミンC誘導体よりもより美肌、美白効果の高い「特別なビタミンC」と言っても過言ではないでしょう。

◆プラセンタエキス
プラセンタは哺乳動物の胎盤から抽出される成分。
代謝促進効果に優れ、毛細血管の流れをスムーズにし代謝を促進することでターンオーバーが活発になり、メラニン色素を含む角質の排出を促し美白へ導きます。

すでにできてしまったシミ、そばかす、くすみを徐々に剥がして改善するので今ある色素沈着をなんとかしたい方にぴったりの成分でしょう。
また、チロシナーゼの働きを抑えてメラニンそのものが作られるのを防ぐ働きもあるのでシミができるのを予防する働きにも優れています。

◆マグノリグナン
「カネボウ」が開発した成分で、モクレン科の木の樹皮の生薬に含まれるポリフェノールから作られています。
成分の名前はモクレン科植物を「マグノリア」と呼ぶことからマグノリグナンという名前になったのでしょう。
マグノリグナンはチロシナーゼの働きを抑えるのではなく、違う方面から働きかけます。
チロシナーゼが働き出す前の未熟な状態のままに留めさせ、チロシナーゼが活発にならないようにする効果があります。

漢方(生薬)由来の成分なので肌に刺激も少なく、安心して敏感肌の方も使える成分です。

◆4MSK
シミができている部分は健康な皮膚に比べてタンパク質が少なく、肌の生まれ変わりが鈍い状態になっていることが分かっています。
生まれ変わりが鈍いということはメラニンを含む角質の排出がうまくできない状態なので、シミを増やす原因にもシミを濃くする原因に。
4MSKはメラニンの排出を助け、メラニンを作るチロシナーゼの働きを抑える効果でシミなど色素沈着を防ぎ改善する効果を発揮します。
シミの予防と改善のダブルの効果で徹底的に美白ケアができるのが特徴です。

◆ルシノール
モミの木の成分から作られる成分で、化粧品メーカーのPOLAが開発しました。
ルシノールはメラニンを黒色に変えてシミ、そばかすを作るチロシナーゼの働きを阻害してシミ、そばかすができるのを防ぎます。
ルシノールは肌に浸透しやすい性質があるため、美白効果を感じやすいのが特徴です。
強い美白効果はあってもルシノールは植物由来の成分なので、刺激が少なく肌に優しいのがメリットでしょう。

◆コウジ酸
「麹」を扱う酒作りに関わる人の手はなぜ白く美しいのか?という点に着目し開発された成分です。
メラニンの生成をするチロシナーゼの働きを抑えシミ、くすみ、そばかすなどができるのを防ぐ効果があります。
コウジ酸はチロシナーゼを抑制しシミができるのを防ぐ予防効果には優れていますが、すでにできてしまったシミを薄くする効果にはほとんど期待できません。
毎日のケアに取り入れてシミを予防したり、今あるシミが悪化しないように使う成分と言えるでしょう。

◆カミツレエキス
メラニンを作れという指令を出すエンドセリンという物質の働きを抑える働きで、メラニン色素が作られるのを初期段階で阻止します。
メラニン色素そのものが作られなくなるのでシミ、色素沈着の予防に高い効果を得られるのです。
また、抗炎症作用もあるのでニキビ、吹き出物の炎症改善にも効果があります。

炎症を起こすとメラニンが過剰に作られ、ニキビ跡やシミになりますがカミツレエキスの効果で炎症を防ぎながらメラニン色素が生成されない環境を作るので色素沈着の起こりにくい肌になります。
安全性が高く肌に優しいことから多くの化粧品にも使われ、肌が弱い方でも安心して使えるでしょう。

ただ、植物性成分が合わない方の場合は極まれに肌トラブルを起こすようです。

◆リノール酸
保湿効果に優れる成分で、肌の乾燥を防ぎ水分をとどめることで皮膚の健康を守ります。
肌に充分なうるおいが保たれている健康な肌に改善していくことでターンオーバーの正常化がされ、メラニンを含む角質や古い角質がスムーズに排出されて透明感のある肌になりますしできているシミを徐々に薄くしていくこともできます。

メラニン、角質の排出を助けるだけでなくメラニンを作るチロシナーゼの働きを阻害する働きもあるのでシミそのものを防ぐ効果にも期待できるでしょう。
乾燥肌や乾燥によるニキビの予防改善にもいいですし、抗炎症効果でニキビの悪化も防ぎます。

◆t-シクロアミノ酸誘導体(t-AMCHA)
紫外線を浴びた時に分泌されるプロスタグランジンという物質の生成を抑えます。
プロスタグランジンはメラノサイトに働きかけてメラニン色素を作り出す指令を出しますが、t-シクロアミノ酸誘導体によりプロスタグランジンの生成を抑えることでメラニン色素を作らせない環境にしてシミ、そばかすを予防。

また、肌荒れの原因のたんぱく質分解酵素のプラスミンという物質の生成を抑える効果もあるので、肌荒れを防ぎ健やかな肌を保つ効果にも期待できます。

◆エナジーシグナルAMP
医薬品メーカーの大塚製薬が開発しました。
大塚製薬ではシミ、そばかすは皮膚のエネルギー代謝が落ちていることが原因とし、肌の生まれ変わりを活発にさせるエナジーシグナルAMPを開発したのです。
肌の代謝を高めることでターンオーバーを活発にし、メラニンを含む角質を排出しメラニンの蓄積を防ぐことでシミを予防、改善。

エナジーシグナルAMPの性質として35℃でより浸透力が高まるので、洗顔ではぬるま湯を使い保湿ケアの時には手の平もしっかり温めておきましょう。
冬場は特に手の平を温めるよう意識してください。

美白に一番効果がある成分とは?


美白成分にはさまざまな種類があるのでその中でも一番効果があるものを使いたいと思うのが普通だと思います。
それぞれの成分は効果や効能が異なるものも多く、自分の目的に合わせたものを選ぶのが大切です。
そして、何よりも大切なのは「自分の肌と相性の良いものを使う」ということです。
どれが一番効果があるかどうかはきちんと目的に合っているもの、肌に合うものを使うかによって変わるもの。
ぜひ、自分が求める効果と照らし合わせながら肌との相性がいいものを見つけて美白ケアに取り入れてください。

まとめ~数ある美白化粧品から自分に合うものを見つけよう~


美白ケアには、有効成分が含まれた美白化粧品の使用が基本です。
美白化粧品は使用感も大切ですが、今回紹介したようにたくさんの有効成分がある中で何が使われているかも重要ポイントとなってきます。
自分に合った美白スキンケアコスメを見つけて、透き通るような美肌を目指しましょう。

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